スペシャルインタビュー BY : nakagawa
本来はウワサ担当のナカガワですが、今回は特別編として、山形訪問するきっかけとなった八代建設の”はじめちゃん”こと八代一社長に、いろいろとお話を伺った内容をお送りします。
八代建設 尾花沢すいか産直販売
http://www.846hajime.jp/
八代建設社長 八代一さん(通称:はじめちゃん)と東京スイカ研究会員
八代一さん(以下は):平成15年頃から公共事業が減少したことから社員の雇用対策必要性を感じ、地域ブランド力の高いスイカに着目しました。スイカ農業の経験者である友人に協力して貰い、平成18年より地域に根差した営農事業「はじめちゃんの尾花沢すいか」を開始しました。
は:まず当然ながら尾花沢は全国有数のスイカの産地であるということが前提ですが、尾花沢のブランド力があるということは、スイカを育てる技術を持った人間がこの地域には沢山いるということが言えます。高い栽培技術を持った人間が多ければ、形・サイズ・味のよい高品質なスイカを作ることが出来ると考えました。
また、八代建設の通常業務として道路築造工事や下水道工事以外に冬季期間は公道や各施設の除雪作業も行っているのですが、冬場の除雪に対し夏場は仕事が減ってしまう為、夏季期間にスイカの栽培をおこなうことはが作業時期的にも雇用対策へと繋がると考えたわけです。
は:0.6ヘクタールの畑を農家からレンタルし、2~3名の担当者でスイカを栽培を開始し、初年度は約6,000個のスイカを収穫しました。
当初直面した問題は何より販路が無いことでした。
そこでまずは友人の農家へ一旦卸ろし、そこから販売をしてもらうという流れをとりました。それから徐々に販売網を確保していき、現在はネット販売・通販(チラシFAX)などの直販を行えるようになりました。ネット販売は2008年よりスタートし、おかげさまで注文数は徐々増加しており、北は北海道、南は沖縄までと全国から発注いただいています。
は:現在では6~7名にスタッフを増員して、借地も2.5ヘクタールに拡大しました。
今年は2万個のスイカ収穫を目標値に設定していますが、これは尾花沢全体ではスイカの出荷数が250万個もあるので全体の1パーセント弱です。通常の農家の収穫数は1.5万個が一般的な平均数値で多いと7万個なので、新規営農をスタートして3年の会社としては、まずまずの数字だと捉えています。
また、会社としてのスイカ事業の業績は伸びていますが、現状の問題点としては気候に左右される点が挙げられます。春~夏にかけて気温が通常よりも低いとミツバチに受粉を頼る方法では、ミツバチ自体がスイカの花の蜜を吸いに来ないので収穫数に大きく影響を及ぼしてしまいます。
は:尾花沢スイカの味は良いとされ、JA基準が中心糖度11%が出荷基準に対し尾花沢は13度と、とにかく甘いのが特徴です。苗木台に関しては、冬瓜台・カボチャ台・瓜台に苗をついだものを購入しており、八代建設で扱っている品種は、縞無双・秀山・祭囃子の3種を使用しています。
尾花沢のハス祭りでスイカを売るはじめちゃん
は:尾花沢は建設業が多く、農家参入に対し同業者からは最初驚きの声があがりもしましたが、今ではみなが応援をしてくれています。
周りの支えもあり、手間がかかるスイカ栽培ではありますが、将来性を強く感じています。
は:スイカ営農に関しては、まだ始めてから3年なのでもっと多くの人材を育成していきたいと考えています。また今まで以上に地元の人や、友人知人を巻き込んでいき「はじめちゃんの尾花沢すいか」を盛り上げていきたいと思っています。
スイカにかぶりつこうとするお茶目なはじめちゃん
はじめちゃんはとても世話好きのようで、収穫体験にとどまらず、私たち研究員を地元のハス祭りや、尾花沢にある新鶴子ダムに連れて行ってくれたり、尾花沢市長を紹介しようとしてくれたり(結果的にお会いできず)しました。
皆さん非常に良い人ばかりでとてもお世話になりました。
はじめちゃんをはじめ、八代建設のみなさんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。
今回、スイカというものを通じて尾花沢の沢山の方々と出会えたことは私たちのとっての財産になりました。やっぱりスイカってすばらしい!
お知らせ BY : トミモトリエ
こんにちは、皮研究員&広報担当のトミモトです。
日々スイカを研究し続ける東京スイカ研究会ですが、この度、スイカ研究ワークショップの生放送をはじめることにしました。
東京スイカ研究会が、どんな研究をしているのか?その様子を生でお届けしたいと思います。
配信はUstreamを使い、suicup.jpのトップページから見ることができます。
本日、2009年8月14日(金)16:00~17:30、第一回目公開ワークショップとして、実は青果売リ場で3年間働いていた過去があるというmbdbのcazukiさんをゲストに、「おいしいスイカの見分け方講座」と、大玉スイカ1個の中にスイカの種は何個入っているのか数える「スイカの種を数える実験」を行う予定です。お暇な方は覗いてみてください。
※配信時間は前後することがあります
収穫研究 BY : abe
どうも、収穫研究担当の阿部です。
尾花沢への収穫ツアー2日目。いよいよ、念願のスイカ収穫の日。収穫研究担当に任命されてから、とうとう夢にまでみたこの日がやってきた。
収穫当日、朝9時に八代建設に集合。なんと八代建設の社長ではじめちゃんすいかのキャラクターにもなっている八代一さん、前日出迎えたくれた菅原さん、スイカ畑のリーダである西尾さんという鬼に金棒なメンバーで案内してもらえることに。
事務所から、本日収穫させてもらう”はじめちゃんすいか”の畑まで車で10分程度ということで、畑まで先導してもらった。草木の生い茂る細い道をどんどん奥に進んでいく。本当にこんなところに畑はあるのか?
砂利道を5分ほど進み急にひらけたところに出ると、そこで前を走る車が止まった。ついにスイカ畑到着である。
ここは八代建設の5カ所あるスイカ畑のなかの1つで、人工的に受粉させている畑だそうだ。おいしそうなスイカがそこらじゅうに実っている。藁はスイカの日焼け対策だそうだ。
まずは研究員全員で八代建設社長である八代一さん(通称はじめちゃん)と記念撮影。
はじめちゃんすいかのサイトのイラストにあったように、麦わら帽子がよく似合う”はじめちゃん”。
つづいて収穫代表(収穫研究担当)として”はじめちゃん”と畑リーダの西尾さんと畑の真ん中でパチリ。西尾さんはねじりはちまきの似合う、これをぞ職人という雰囲気を醸し出している素敵な方である。これから収穫だというのに記念撮影だけでテンションがあがりまくり。
記念撮影が一段落したところで、早速収穫が始まる。しかしながら、何をどうやったらよいのかもわからないため、はやる気持ちを抑えつつ、西尾さんから収穫のレクチャーを受ける。
まずはツルを踏まないように気をつけながら西尾さんがとったスイカをバケツリレーでトラックに積むところから。もちろん”はじめちゃん”もバケツリレーに参加。
続いて待ちに待った研究員達の収穫。やはりツルを踏まないように畑の中に入り、スイカのツルの付け根から5cmほど残したところではさみを入れる。これが僕の35年の人生の中で、記念すべき初スイカ収穫である。
つづいてトモミト皮研究員、森田レシピ研究員が人生初のスイカ収穫を体験する。
その後、中川噂研究員、田中音研究員も人生初のスイカ収穫を終える。
そこに西尾さんが収穫が済んでいる隣の畑に残っていた受粉時期のわからないスイカを研究員に前にもってきた。すると収穫用のハサミでそのスイカを真っ二つに割り、「食べてみるか」と研究員の前におもむろに差し出した。
炎天下の中で一通り収穫体験を終えた研究員達は、ちょうど喉が渇きはじめていたため、そのスイカを頂くことに。「上手い!」「甘い!」正直なぜこのスイカが商品ならないのか意味が分からない。(実際は人工授粉の畑の中でミツバチなどが受粉させてしまった自然受粉のスイカだと受粉の時期がわからないということで、品質が安定しない可能性があるため、収穫しないのだという。もったいない…)
さらに隣の畑から2つのスイカを両手に掲げながら「スイカ割したらどうだ?」と西尾さんが提案してくれた。そしてまるで準備したあったかのように”はじめちゃん”が畑の隅からスイカ割りしてくださいと言わんばかりの竹の棒を持ってくる。
「おおっ!スイカ割り!!」
研究員達が皆声を上げる。僕自身、スイカ割りをやったのは何十年ぶりだろう。小学校以来かな、、というか、子供の頃、スイカ割は確かにやっていたはずだが、いつやったのか全く思い出せない。
ここは収穫研究担当として先陣を切らねばということで、挑戦することに。
目隠しをされて3回転回される。皆からスイカまでの指示が飛ぶ。
「前!」「もう少し前!」「もうちょうい左!」「ちょっと下がって!」
「そこだ!!割って!!」
「えっ、ここか?ここで良いのか?」
「えいっ!!」と棒を振り下ろすも、三半規管が弱い僕は回された時点でフラフラに。残念ながらスイカを割ることはできなかった。。
続いてトミモト皮研究員が挑戦。
「前、前!!」「右、右!!」「もう少し後ろ!!」僕の時と同様に皆からの指示が飛ぶ。
「そこだ!!」という声と共に「えいっ」と振り下ろすも、う〜ん、残念。割れない。。
続いて、田中音研究員が挑戦。「前、前、前!」「もうちょい右!」「半歩前!」みんなちょっとずつ興奮してくる。
「そこだ!慎重に振り下ろして!」という声と共に田中音研究員が棒を振りおろすと、「やった!割れた!!」見事にスイカは二つに割れた。
皆から歓声と拍手がわき起こる。
トミモト研究員も田中研究員も相当久々のスイカ割りだったようだが、やっぱりスイカ割りって楽しい。みんなが一つになれる感じが素敵である。スイカのコミュニケーションツールとしての可能性をここで改めて感じることができた。
しかしながら逆に一つ疑問が出てきた。もしこれがリンゴ割りやサクランボ割りだったら楽しいのであろうか?このあたりは別途研究会の中で検証してみたいと思う。
また、スイカ割りは不思議である。スイカを棒でたたき割る行為だけ見れば、ある意味”食べ物で遊ぶ行為”である。しかしながらスイカ割りだけは大人から子供までいつの時代も慣れ親しんできた遊びである。スイカ割りをして怒る大人は希である。むしろ今回のように大人しか居なくともスイカ割は楽しい遊びなのである。
ちなみに、割ったスイカは研究員みんなでおいしく頂きました。
収穫体験とスイカ割りを満喫したところで、最後に収穫した”はじめちゃんすいか”をトラックの荷台で縦にならべていく。スイカは縦方法の力に強いんだとか。
収穫を終えた僕たちは事務所に戻り、タマ磨きと箱詰め体験、さらに別の畑を視察させてもらうことに。2日目はまだまだ長い一日になりそうだ。
ということで次回はタマ磨き、箱詰めの様子などをレポートしたいと思います。さらに畑ではスイカの雄しべと雌しべの数や受粉の方法についてなど色々とお伺いした話しもあるので、別途レポートしていく予定です。
お楽しみに!
収穫研究 BY : abe
どうも、収穫研究担当の阿部です。
今回から数回に分けて山形県の尾花沢市へのスイカ収穫ツアーのお話しをしていきたいと思います。
8月某日朝10:00、渋谷某所に東京スイカ研究会の研究員が集合しました。
今回は予算の都合上、僕の車で行くことに。しかも帰りは世間を騒がせている高速道路乗り放題1,000円の恩恵を受けることもできるため一人あたりの交通費のコストパフォーマンスはかなり良いはず。
ということで、まずは首都高速から浦和インターチェンジで東北自動車道を北上することに。
途中寄り道をしつつも、約4時間かけて村田JCT.から、山形自動車道に入る。ここまでくればラストスパートだ。
そこから約1時間走り、山形自動車道から東北中央自動車道へ、東根インターチェンジでおり、国道13号線を更に北上する。もう目的地の尾花沢市間近というところで「道の駅 むらやま」を発見。何か情報があるかもということで寄り道することに。
すると、建物の外にスイカ直売所が。しかも”冷たくて甘〜いスイカ”のカット売り100円っ!!自動販売機の”あったか〜い”、”つめた〜い”表記同様、”〜”で書かれると甘そうに感じるものである。ここまでの長旅で疲れはあるものの、徐々にテンションが上がってくる。
情報を入手するための中に入ってみると巨大なワラジが!!なんだかよくわからないが、かなり巨大だ。どうやら村山市のシンボル?っぽい。
巨大ワラジに後ろ髪を引かれつつ、今回は尾花沢のスイカが我々のミッションである。ここで浮気をするわけにはいかない。道の駅にある地図を見ながら心を改める。そういえば花笠祭りも山形だったな。
寄り道でかなり元気が戻ってきた。もう尾花沢市は目と鼻の先だ。ここは先を急ぐべきということで、そこから更に20分ほど北上し、ついに目的地である八代建設さんに到着。どうやら本当に建設会社のようだ。
早くスイカを食べたい気持ちを抑えつつ、まずは、入り口のところにあった、「はじめちゃんスイカ」の看板の前で到着の記念撮影。今回、タネ研究担当の野村は残念ながら所用により欠席。
ます僕たちを出迎えてくれたのは”はじめちゃんすいか農業・生産・販売・企画 営業部長の菅原さんだ。ニヒルな笑顔のダンディな菅原さんは若い頃は東京のホテルでシェフをやっていたという経歴の持ち主だ。実ははじめちゃんすいかのキャラクター、八代建設社長の八代一さんの義理の弟でもある。
はじめちゃんすいか 営業部長 菅原さん
菅原さんはまずすいかの正しい切り方のレクチャー(別研究の中でレポート予定)をしてくれながら”はじめちゃんすいか”を僕たちにふるまってくれた。
率直な感想は「みずみずしい!あまい!うますぎる!やばい!」
どうやら尾花沢のスイカは中心の糖度が13-12度程度あり、その周りが12-11度、皮の際の部分で11-10度ないと出荷しないらしい。
こうなると収穫がとても楽しみということになる。
その後は”はじめちゃん”こと八代一社長にご挨拶をしつつ、翌日の収穫の打ち合わせをおこない、1日目が終了。(はじめちゃんはここでは出し惜しみ。次回以降で登場予定)
ちなみにはじめちゃんすいかはここから購入できるので、是非一度食してみてもらいたい。
次回は収穫体験をレポートするのでお楽しみに!
料理研究 BY : morita
こんにちは。毎日暑いですね・・・。
そんな時は喉越しがひんやりとした、
冷たいデザートを作ってみませんか?
今日はスイカを使った杏仁豆腐をご紹介します。
スイカ以外に用意する物はココナッツミルクと杏仁霜です。
杏仁霜とは、杏(あんず)の種の部分の、
皮を取り除いて磨り潰した粉です。
これが杏仁豆腐の元となります。
最近だと、スーパーや輸入食材のお店でも
たいていこの瓶が置いてあります。
私は近所のKALDIでいつも買っています☆
(KALDIが一番安いです!)
普段は牛乳を入れて杏仁豆腐を作るのですが、
今回は牛乳の代わりにスイカのジュースを使います。
まず、粉ゼラチン5グラムを大さじ2の水で戻しておいてください。
そして、スイカ300グラムを適当にカットし、
種を取り除いてミキサーにかけて液状にします。
その後、鍋に杏仁霜16グラムとココナッツミルク80cc、
砂糖20グラムを入れ、へらでかき混ぜながら弱火で温め
砂糖を溶かしていきます。
この時、沸騰しないように気をつけて下さいね(´∀`)
砂糖が完全に溶けたら、先ほどミキサーにかけたスイカジュースを
2回に別けて、徐々に鍋へ加えていきます。
完全に混ざったら、火を止めて
水でもどしたゼラチンを鍋に入れて良くかき混ぜ溶かします。
(;゚д゚)アレ???
種らしき黒いモノが・・・・
・・・・・・・・キニシナイことにします(-∀-;)
スイカの種は食べても大丈夫だと、
研究員のナカガワが保証してくれたので安心です。
むしろ栄養が強化されます(望む)
ゼラチンが溶けたら、容器に流し込み
荒熱をとったのち、冷蔵庫で冷やします。
その間に飾り付け用のスイカを、丸くくりぬきます。
(。´・д・)ハッ!!!
またまた種らしき、今度は白いモノが・・・・
・・・・・・・全くキニシマセン(-∀-;)
スイカの種の白い部分はピーナッツの味がしたと、
研究員の野村が証明してくれたので安心です。
むしろ隠し味です(願う)
誰がなんと言おうと、私は「几帳面なA型」です。。。
さて、そんなことをしている間にスイカの杏仁豆腐が出来あがりました~ヽ(・∀・)ノ♪
普通の杏仁よりもさっぱりしていて、まさに夏向きです。
牛乳を使う時より、スイカジュースの方が固まりにくいので
ゼラチンを少々多めに入れるのがコツです。
5グラム程度であれば固まり過ぎない状態での、
トロトロ~な「とろける」スイカ杏仁豆腐に仕上げることができます。
スイカとココナッツの香りが今の季節にピッタリ!ぜひ試してみて下さいね~。
今回の分量は下記になります。
↓ ↓ ↓
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スイカの杏仁豆腐(4カップ分)
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スイカ 300グラム + 飾り分
杏仁霜 16グラム
ココナッツミルク 80cc
砂糖 20グラム
ゼラチン 5グラム
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料理研究 BY : morita
甘いモノ大好き(o・∀・o)森田です。
ケーキならホールサイズを一気食いできちゃいます。
皆さまからの大食い挑戦、お待ちしております。
ところで今日は、スイカケーキのご紹介です。
まずは六本木のグランドハイアット東京、ロビーフロアにある『フィオレンティーナ』。
天井が高く、気持ち良い空間です。
ここはタルトが人気ですが、毎年夏季限定で出されているスイカスイーツが評判のお店でもあります。
まず最初のメニューは、スイカのショートケーキ。
水分が多いスイカをスポンジに乗せたら、
スポンジがベチャベチャになって不味そう・・・
と想像していたのですが、意外や意外!これがメチャクチャ美味!
スイカのシャリシャリとした食感と、
甘さ控えめなホイップクリームがなんとも絶妙に合わさって、
今まで体験したことのない味わいです。
上に乗っているクラッシュゼリーも爽やかです。
スポンジがベチャベチャしていない理由は、
どうやらスイカをそのまま間に挟んでいるわけではなく、
コンポート(シロップで煮込む)を軽く事前に行い水分量を調節しているみたい。
スポンジ自体からも、ちょっぴりライチの香りがします。
スイカの厚さは約2センチでした(笑)
続いてのメニューはバラとスイカのゼリー。
見た目からして清涼感満載!
バラのクラッシュゼリーにスイカの実が沢山入っています。
上に飾られた淡い紫色の花びらも、ほんのりと甘い香りが。
味もビジュアルも、大人向けなスイーツです。
そして、なめらかプリンで有名な『パステル』にも、スイカのメニューがあります。
なめらかスイカゼリー↓
口当たりの良いバニラ風味のゼリーで、
甘くみずみずしいスイカを贅沢に包み込んだゼリーです。
こちらのゼリーはお子さんが喜ぶ優しい甘さ。親子で食べたいスイーツです☆
全て今月末までの、夏季限定スイーツです。みなさんお店に急いで下さいね( ´∀` )ノ
収穫研究 BY : abe
どうも、収穫研究担当の阿部です。
前回、自分達でスイカを育てるのは6月からではきびしいとのことで調査した結果、「スイカと言えば尾花沢!」というところにたどり着いたお話しをしました。今回はその続きをお話していきましょう。
近所のスーパーで見かけ、仙台出身の僕の子供のころの記憶として残っていた「尾花沢スイカ」。
実際にネットで生産量などを調べてみると、2007年度では下記の順位となっているようだ。(間違っていたらすいません)。
第1位 熊本件 61,100t
第2位 千葉県 62,600t
第3位 山形県 37,400t
尾花沢のある山形は3位なのか。。でも更に調べてみると7月中旬から8月の夏期の生産量は日本一のようで「夏スイカ生産量日本一」というかたちで表現されていることろが多いみたいだ。
そうなると、この夏は”尾花沢で収穫”させてもらえることろを探さなければということになる。
早速、観光案内系やスイカ農園の方々に色々当たってみるも、
観光案内系;「農園などに直接問い合わせてもらいますか?」
農園系:「東京スイカ研究会??何のためにやってるの?う〜ん、よく分からないな。」
などと軽くあしらわれる。そんな中で興味を示してくれた方がいた。
その名も”八代建設株式会社”。
八代建設のWebサイト(ホームページ)のTOPには
“はじめちゃんの尾花沢スイカに関して”、”4月1日より尾花沢すいか予約開始!”の文字があった。
最初の時点では「はじめちゃんスイカって…何?」
と思いつつも、リンクをクリックする。その先で見たのはインパクトのある大きなスイカを抱え、麦わら帽子をかぶった(おそらくは)はじめちゃんのイラスト。
「ネットで売っているのであればメールとかでやりとりできるよな。」
と思つつ連絡を入れたところ、非常に良い返事をもらうことができた。どうやらはじめちゃんは社長の名前らしい。確かに八代建設の社長は”八代 一”となっている。
しかもこれって今、旬な感じの”公共事業が減っているために農業に参入している”建設会社なのか。そのあたりもできれば探ってみたい。
ということで八代建設さんのご厚意により2泊3日での尾花沢への収穫ツアーが決定したのでした。
次回へ続く…
種研究 BY : nomura
こんにちは種研究員の野村です。
みなさんは既にスイカのタネが食べられるということをご存じのことと存じます(初耳だという方は、ぜひこのBlogの他のエントリも読んでみてください)。ですが、僕は食べたことがありませんでした。種研究員として恥ずべきことです。
というわけで今回はスイカのタネを調理してみました。
アジア圏では、スイカのタネはお菓子などとしてわりとポピュラーな食材だそうです。日本で売られているスイカとは違って、タネが大きくておいしい品種もあるようです。調理方法は炒って、中身を食べるのだそうで、味付けは塩だそうです。
……ネット等で調べて得られる予備知識はこんな程度です。さて、やってみますか。
まずはタネを乾燥させます。
タネをザルに集めてゴリゴリとよく洗ったつもりでした。ですが乾燥させてみると、なんだかべとべとします。さすがスイカ、このべとべとは糖分ですよね。全然べとべと取れてないんですけど。ちょっと臭いんですけど。
次にタネの殻を剥きます。中身の形をよく見ると、端がキューピーちゃんの頭のようになっているのが分かります。殻を剥くときには、この細くなっている部分に当たる殻の端っこをひねると、結構剥きやすいです。
でも、手がべとべとします。甘い臭いが爪の間に……。なにより、この細かい作業は……。
はい、終わりました。もう半分も終わりましたよ。残り半分はこのまま炒ってみようかなと思います。だって、このまま炒っても美味しいんならそれでいいじゃないか、めんどくさいんだもん。
なお、スイカのタネの中には、たまに薄い色のものが混じっていますが、これには中身が入っていない場合が多いようです。枝豆でこういうスカを引くと悲しくなりますよね。
で、タネを炒ります。弱火でカラカラと。……おや、ひょっとして、炒ってから殻を剥いたほうが剥きやすかったか?まぁいいや細かいことは気にするな、もう細かい作業はやりたくないんだ。傍らにはビールが控えているんだ。
はい、できました!塩を振って完成です。
殻を剥いたほうのタネは炒っていると徐々に膨らんでいきました。写真の中央下のタネをみてください、まんまるですよ。これは期待できそうです。
一方、殻付きのタネは、微妙に膨らんでいるものもあるのですが、どうなんでしょう。殻がついていたせいで、火が通っていないんでしょうか。
食べてみます。まずは、殻を剥いたほう。……小さくて味が分かりません。……あ、分かった、これはピーナッツの味だ!小さいながらもピーナッツだ!
続いて殻の付いたほう。……硬いな。これはすぐに味が分かりました、ゴマです。塩を振ったからゴマ塩です!でっかいゴマ塩です!でもちょっとだけ苦いです!
というわけで、準備と調理に30分以上かけて、15秒で食べ終わりました。
結論、というか勿論なんですがスイカのタネは食べられました。意外にイケます。問題は、下準備がめんどくさい点ですか。日本のスイカのタネが小さすぎるのでしょうかね。あと、殻は剥いたほうがうまいです、残念ながら。ワイルドな料理とかいって殻を剥かずに食べると、口の中にずっと何か硬いものの破片が残ります。
最後になりましたが、お試しになる場合は自己責任でお願いします。主に味に関して。輸入食品店などでスイカのタネのお菓子を売っているところがあるそうです。自分で作るよりそっちのほうがおいしいかも知れません。
ウワサ研究 BY : nakagawa
スイカといえば、みなさん真ん丸の愛らしい形状を想像すると思いますが、
なんと三角形のスイカが存在するらしい・・・。
というわけで、実際にその三角のスイカを置いてあるお店に突撃してみました。
場所は都下にある某生鮮食品売り場。
売り場に着くと・・・・あった(笑)
遠くからでも目立つこと目立つこと。一目で発見しました。
ものすごい存在感。異形です。
それにしても想像以上にエッジの利いた三角垂でした。
大きさは普通のスイカよりも一、二回りほどデカイですかね。
そしてピラミッド状だからでしょうか、ツタンカーメンチックなシールが前面に貼られています。
このシールのおかげかどこか神々しさすら漂っていて、食べると呪われそうな気がします。
そして驚くべきはその値段。
なんとお値段30,000円!?(写真見づらくてスイマセン汗)
・・・ネタとして買って帰ろうかとも思ってましたが、ちょっと手が出ませんでした。
ちなみに、写真の出来がイマイチだったので撮り直そうと立ち寄ってみたら、なんともうお店から消えていました。
なんでだよチクショウ!とお店のおっちゃんに聞いてみると、
「あのスイカ?いやー売れないし邪魔だから、欲しいって人にあげちゃったよ~ワハハ!お兄さん欲しかった?」
あげた・・・?マジで!?
収穫研究 BY : abe
はじめまして、東京スイカ研究会 収穫研究担当の阿部です。
普通に考えるのであれば、収穫担当ということは当然ながら「スイカを育ててい
るんだよね?」ということになると思います。
(c) 武蔵|写真素材 PIXTA
しかしながらこのプロジェクトのスタートが決定した時には既に6月。。
6月から育ててスイカははたして育つのか? しかも種から育てたらよいものか、
苗を買ってくれば良いのか、最近は土にも触れていないし、農業の知識もないし。。
ということでまずはスイカを収穫するために、種の植え付けや苗を育てるには
どうすれば良いのかを調べ始めました。
ところが、一般的にはスイカの種まきは3〜4月…っておい、全く間に合わない。「苗だったら間に合うのか?」と思い調べるも6月では苗付けの最後の方でどこにも売ってない。。収穫担当としていきなりのつまずき。
こうなったら「スイカを育てている人に協力してもらうしかないな」ということで
スイカを育てている農園や農家の方(専業・兼業問わず)を探して協力してもらうことにするが、スイカってどこで取れるの?鳥取?山梨?千葉??
“スイカ、収穫”で検索するものの膨大な検索結果に圧倒される。意外にどこでも取れるんだなスイカって。でもどこのスイカでも良いとなってしまっては、収穫担当としての名が廃る[謎]。
そうだ!スーパーに行けばわかるかもしれない、ということで近所のスーパーに走った。
スーパーに入ったとたん目に入ったのが「山形のすいか」のPR用のポスター。山形は相当気合いが入っているようだ。やっぱりスイカといえば、山形なのか?
でも「山形のどこなんだ?」ということで更に探索するとそこには…煌々と輝く「山形県産 尾花沢すいか」の文字が。
おおっ、”尾花沢”か。
その時、仙台出身の僕の子供の頃の記憶がよみがえった。
夏になると近所に「すいか〜やすいか〜。甘くて美味しい尾花沢のすいかだよ!」という車両販売のやたら日焼けしたおじさんのしゃがれた声。
そうだ!”すいか”と言えば”尾花沢”だ!
次回に続く…