東京スイカ研究会ワンパクレベルQ

東京スイカ研究会

西瓜(スイカ)の歴史 後編

8月 19 2009

ウンチク研究 BY : タナカノブマサ

<江戸時代のスイカ>
江戸時代では、スイカの果肉や果汁を主として食されていたようです。日本にスイカが伝来してきた時から果肉などを主に食べられていたようです。「農業全書」にはスイカの形状について、「摂津名所図絵」では味豊かな一品と記されています。

<明治時代以降のスイカ>
明治時代からは種苗導入事業が始まり、アメリカからは「アイスクリーム」「マウンテンスイート」「ラットルスネーク」などの品種が輸入され、ロシアからは「スイートサイベリアン」という品種が輸入され、スイカ栽培が活性化していく。大正時代には、中国から「嘉宝」、アメリカからは「甘露」が輸入され、日本各地に根づいていった模様です。

<品種改良されていったスイカたち>
大正時代に、奈良県で「権次」や「アイスクリーム」が広く栽培され、品種改良の末「大和」が誕生したとされています。そこから更に改良を加え、「大和2号」「大和3号」「大和4号」と育成していき、近代的スイカ品種の基礎を築いた。

昭和時代に、「大和3号」と「甘露」を組み合わせ「新大和」を育成した。そして、「新大和1号」「新大和2号」「旭大和」が育成された。

千葉県では「大和」から「千葉1号」を分系し、「甘露」と組み合わせことで「都1号」「都2号」「都3号」などの品種育成に成功し、関東地方の近代品種の基礎を築いた。

現代では大玉や小玉といった大きさなども様々な品種が存在しています。その中で、大玉は「祭777」という品種が多く栽培されております。

<スイカはクスリでもあった>
スイカの果肉は90%以上が水分で、少量のリンゴ酸、アルギニンを含有。紅色の色素にはリコピン、カロチンが含有される。種子は20%以上の植物性脂肪、50%以上の植物性タンパク質、フィトステロール(コレステロール減少作用)などが含有される。
現在は科学的分析も進んでおり、
・果汁・・・利尿作用
・スイカ糖(果汁濃縮)・・・急性
・慢性腎臓炎に服用
・皮・・・コレステロール減少、血管拡張
といった効能があるとされている。
昔の人々は経験的にこれらを熟知しており、特に東洋では漢方薬に昇華させていたと考えられる。

以上、スイカの歴史でした。
最後にcazuki講師のプレゼン資料(PDFファイル)をアップしておきます。

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