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東京スイカ研究会

西瓜(スイカ)の歴史 前編

8月 19 2009

ウンチク研究 BY : タナカノブマサ

第1回スイ研ワークショップでも世界的にスイカの歴史を勉強しました。講師のmbdbのcazukiさんが作られたプレゼン資料を元におさらいしてみます。諸説あるのでどれが本当かどうかはわかりませんが、取り上げてみたいと思います。後編にてプレゼン資料をアップします。

<スイカの起源>
スイカの誕生は約2500万年前~3000万年前。 原産地は熱帯アフリカ南部、現在のボツワナ共和国~カラハリ砂漠周辺。

<スイカの来歴>
栽培は約7000年前の紀元前5000年頃から。アフリカの古代農耕文化の発達と共に各地へ広がり、その後、3000年前にエジプトやギリシャに、紀元前にはローマに伝わったとされています。その後、地中海沿岸で栽培されるようになり、果物としてのスイカになっていったようです。

アジア地方では、インドで広まったあとに東南アジアに伝わり、11世紀には中国に広まったとされています。ヨーロッパ地方では16世紀に中央部と西部に伝わり、イギリスにも伝来していったとされています。17世紀にはアメリカでも栽培されるようになったようです。

<「西瓜(スイカ)」という名の由来>
「西瓜」は、中国にスイカが伝わった時に、インドやヨーロッパのほうから伝わったことで、西からきた瓜として「西瓜」と呼ばれるようになったということです。スイカは、漢語「西瓜」の「西」を唐音で発音されたものとのことです。

<日本への伝来>
スイカが日本へ伝来したのは「大正7年にポルトガル人が長崎に持ち込んだ」という説もありますが、もっと以前の書物に記されているので古来より日本に伝わっていたらしく、厳密に証明することは難しいでしょう。以下にスイカに関する記された書物などを列挙してみます。

1140年頃:伝鳥羽僧正作「鳥獣戯画」
1368年頃:義堂周信筆「空華集」
1579年頃:ポルトガル人がカボチャと共に種子を伝える
1624年~1643年頃:薩摩に渡来
1648年~1652年頃:隠元禅師が中国から携える
1697年:農業全書

農業全書では「西瓜ハ昔ハ日本になし。寛永の末初て其種子来り。其後やうやく諸州にひろまる。」と記されている。寛永は1624年~1643年ですが、その前から存在を示す兆しがありました。

もっとも古い残っている書物としては伝鳥羽僧正作「鳥獣戯画」です。鳥獣戯画にすいかを持ったスイカらしき野菜が描かれてるいるので、何らかの形でスイカの存在を知り得たのだと思いますが、定かではありません。1140年頃には既にスイカがあったのでしょう。ただ、今のようにたべられていたかというのは不明です。

後編へつづく

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