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東京スイカ研究会

八代建設社長 八代一さん(はじめちゃん)インタビュー

8月 14 2009

スペシャルインタビュー BY : nakagawa

本来はウワサ担当のナカガワですが、今回は特別編として、山形訪問するきっかけとなった八代建設の”はじめちゃん”こと八代一社長に、いろいろとお話を伺った内容をお送りします。

八代建設 尾花沢すいか産直販売
http://www.846hajime.jp/

はじめちゃんと研究員

八代建設社長 八代一さん(通称:はじめちゃん)と東京スイカ研究会員

建設会社でありながらスイカ事業に着手した理由を教えてください。

八代一さん(以下は):平成15年頃から公共事業が減少したことから社員の雇用対策必要性を感じ、地域ブランド力の高いスイカに着目しました。スイカ農業の経験者である友人に協力して貰い、平成18年より地域に根差した営農事業「はじめちゃんの尾花沢すいか」を開始しました。

数ある農産物からなぜスイカを選んだのでしょうか?

は:まず当然ながら尾花沢は全国有数のスイカの産地であるということが前提ですが、尾花沢のブランド力があるということは、スイカを育てる技術を持った人間がこの地域には沢山いるということが言えます。高い栽培技術を持った人間が多ければ、形・サイズ・味のよい高品質なスイカを作ることが出来ると考えました。

また、八代建設の通常業務として道路築造工事や下水道工事以外に冬季期間は公道や各施設の除雪作業も行っているのですが、冬場の除雪に対し夏場は仕事が減ってしまう為、夏季期間にスイカの栽培をおこなうことはが作業時期的にも雇用対策へと繋がると考えたわけです。

スイカ栽培を開始した当初のことを教えてください。

八代一さん

は:0.6ヘクタールの畑を農家からレンタルし、2~3名の担当者でスイカを栽培を開始し、初年度は約6,000個のスイカを収穫しました。

当初直面した問題は何より販路が無いことでした。
そこでまずは友人の農家へ一旦卸ろし、そこから販売をしてもらうという流れをとりました。それから徐々に販売網を確保していき、現在はネット販売・通販(チラシFAX)などの直販を行えるようになりました。ネット販売は2008年よりスタートし、おかげさまで注文数は徐々増加しており、北は北海道、南は沖縄までと全国から発注いただいています。

現在の状況はどうですか?

は:現在では6~7名にスタッフを増員して、借地も2.5ヘクタールに拡大しました。

今年は2万個のスイカ収穫を目標値に設定していますが、これは尾花沢全体ではスイカの出荷数が250万個もあるので全体の1パーセント弱です。通常の農家の収穫数は1.5万個が一般的な平均数値で多いと7万個なので、新規営農をスタートして3年の会社としては、まずまずの数字だと捉えています。

また、会社としてのスイカ事業の業績は伸びていますが、現状の問題点としては気候に左右される点が挙げられます。春~夏にかけて気温が通常よりも低いとミツバチに受粉を頼る方法では、ミツバチ自体がスイカの花の蜜を吸いに来ないので収穫数に大きく影響を及ぼしてしまいます。

尾花沢すいかの特徴はどんなところにありますか?

は:尾花沢スイカの味は良いとされ、JA基準が中心糖度11%が出荷基準に対し尾花沢は13度と、とにかく甘いのが特徴です。苗木台に関しては、冬瓜台・カボチャ台・瓜台に苗をついだものを購入しており、八代建設で扱っている品種は、縞無双・秀山・祭囃子の3種を使用しています。

尾花沢のハス祭りでスイカを売るはじめちゃん

尾花沢のハス祭りでスイカを売るはじめちゃん

スイカ事業を始めるにあたり、地域での反応はどうだったのでしょうか?

は:尾花沢は建設業が多く、農家参入に対し同業者からは最初驚きの声があがりもしましたが、今ではみなが応援をしてくれています。
周りの支えもあり、手間がかかるスイカ栽培ではありますが、将来性を強く感じています。

今後の八代建設の目標を教えてください。

は:スイカ営農に関しては、まだ始めてから3年なのでもっと多くの人材を育成していきたいと考えています。また今まで以上に地元の人や、友人知人を巻き込んでいき「はじめちゃんの尾花沢すいか」を盛り上げていきたいと思っています。

スイカにかぶりつこうとするお茶目なはじめちゃん

スイカにかぶりつこうとするお茶目なはじめちゃん

編集後記

はじめちゃんはとても世話好きのようで、収穫体験にとどまらず、私たち研究員を地元のハス祭りや、尾花沢にある新鶴子ダムに連れて行ってくれたり、尾花沢市長を紹介しようとしてくれたり(結果的にお会いできず)しました。

皆さん非常に良い人ばかりでとてもお世話になりました。
はじめちゃんをはじめ、八代建設のみなさんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。

今回、スイカというものを通じて尾花沢の沢山の方々と出会えたことは私たちのとっての財産になりました。やっぱりスイカってすばらしい!

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