種研究 BY : nomura

こんにちは種研究員の野村です。
みなさんは既にスイカのタネが食べられるということをご存じのことと存じます(初耳だという方は、ぜひこのBlogの他のエントリも読んでみてください)。ですが、僕は食べたことがありませんでした。種研究員として恥ずべきことです。
というわけで今回はスイカのタネを調理してみました。
アジア圏では、スイカのタネはお菓子などとしてわりとポピュラーな食材だそうです。日本で売られているスイカとは違って、タネが大きくておいしい品種もあるようです。調理方法は炒って、中身を食べるのだそうで、味付けは塩だそうです。
……ネット等で調べて得られる予備知識はこんな程度です。さて、やってみますか。

まずはタネを乾燥させます。
タネをザルに集めてゴリゴリとよく洗ったつもりでした。ですが乾燥させてみると、なんだかべとべとします。さすがスイカ、このべとべとは糖分ですよね。全然べとべと取れてないんですけど。ちょっと臭いんですけど。

次にタネの殻を剥きます。中身の形をよく見ると、端がキューピーちゃんの頭のようになっているのが分かります。殻を剥くときには、この細くなっている部分に当たる殻の端っこをひねると、結構剥きやすいです。
でも、手がべとべとします。甘い臭いが爪の間に……。なにより、この細かい作業は……。

はい、終わりました。もう半分も終わりましたよ。残り半分はこのまま炒ってみようかなと思います。だって、このまま炒っても美味しいんならそれでいいじゃないか、めんどくさいんだもん。
なお、スイカのタネの中には、たまに薄い色のものが混じっていますが、これには中身が入っていない場合が多いようです。枝豆でこういうスカを引くと悲しくなりますよね。

で、タネを炒ります。弱火でカラカラと。……おや、ひょっとして、炒ってから殻を剥いたほうが剥きやすかったか?まぁいいや細かいことは気にするな、もう細かい作業はやりたくないんだ。傍らにはビールが控えているんだ。

はい、できました!塩を振って完成です。
殻を剥いたほうのタネは炒っていると徐々に膨らんでいきました。写真の中央下のタネをみてください、まんまるですよ。これは期待できそうです。
一方、殻付きのタネは、微妙に膨らんでいるものもあるのですが、どうなんでしょう。殻がついていたせいで、火が通っていないんでしょうか。
食べてみます。まずは、殻を剥いたほう。……小さくて味が分かりません。……あ、分かった、これはピーナッツの味だ!小さいながらもピーナッツだ!
続いて殻の付いたほう。……硬いな。これはすぐに味が分かりました、ゴマです。塩を振ったからゴマ塩です!でっかいゴマ塩です!でもちょっとだけ苦いです!
というわけで、準備と調理に30分以上かけて、15秒で食べ終わりました。
結論、というか勿論なんですがスイカのタネは食べられました。意外にイケます。問題は、下準備がめんどくさい点ですか。日本のスイカのタネが小さすぎるのでしょうかね。あと、殻は剥いたほうがうまいです、残念ながら。ワイルドな料理とかいって殻を剥かずに食べると、口の中にずっと何か硬いものの破片が残ります。
最後になりましたが、お試しになる場合は自己責任でお願いします。主に味に関して。輸入食品店などでスイカのタネのお菓子を売っているところがあるそうです。自分で作るよりそっちのほうがおいしいかも知れません。





